1763年にイギリスで創業したハインは、知名度を上げ王室御用達を受けて多くの貴族達に飲まれていたブランデーとなります。
また、品質にもこだわり、プティット・シャンパーニュと呼ばれる地域などから50組の農家を選び出し、その中から選定したブドウのみを使用した原酒を中心に製造しています。
分類 | ブランデー |
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生産国 | フランス |
地方 | コニャック地方 |
地区 | プティット・シャンパーニュなど |
ハインについて
ハインは1763年に創業したランソン&ドラマン社の経営者の娘とイギリス人のトーマス・ハインが結婚した事で新しいコニャック造りを始め、現在の形を築きました。
「HINE」という文字はフランス読みでは「イーヌ」と読みますが、トーマス・ハインはイギリス人であったためイギリス読みの「ハイン」とし、イギリスの酒類業者に樽詰めのコニャックを売った際に「瓶詰して売る際はハインと称して貴族階級を中心に販売して欲しい」と頼んだと言われています。
そのためハインはイギリスでの知名度を上げ、1817年に社名をハインと改めると王室御用達を受け、晩餐会などで多くの王侯貴族たちに楽しまれてきました。
現在はLVMHの傘下に入り、気高い鹿のエンブレムをと共に世界15ヶ国以上で飲まれています。
ハインのこだわり
ハインではグランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュと呼ばれる地域から50組の農家を選び出し、その中から選定したブドウのみを使用した原酒を中心にエレガントでライトな味わいのコニャックを生み出しています。
そのため、VSOPクオリティー以上のコニャックしか生産を行っておらず、フランスの法律で定められた熟成期間よりも長く熟成させています。
また、通常のボトル以外にも陶器の街リモージュで焼かれたボトルを採用し、鹿、凱旋門、滴型など様々な形を模っています。
この他にもフランスを代表するラグジュアリーブランドのバカラのデキャンタに詰められたものもリリースしており、ハインがどれほど高級志向に力を入れていたかが分かります。