マーテルの由来はフランス語で「天翔けるツバメ」を意味する「Marlette」から名付けられました。
その為、黄金のツバメがお酒に描かれています。1715年に創業したマーテル社はコニャックの中では最古であり、創業時より最高のコニャック造りを目指し続け、今ではヨーロッパNo.1の販売量を誇るブランドとして支持されています。
分類 | コニャック |
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生産国 | フランス |
地方 | コニャック地方 |
地区 | ボルドリー |
マーテルとは
1715年にジャン・マーテルによって創業し、大手コニャックメーカーの中でも最古の歴史を持っています。
現在でも創業者の血を受け継ぐマーテル家の子孫によって運営されていますが、1988年にアメリカの大手酒造メーカーであるシーグラムに買収され、シーグラムの傘下としてコニャック造りを行っています。
マーテルはフランスの数あるコニャックメーカーの中でも特に古典的で伝統的な造り方でコニャックを生産している事で有名で、収穫、蒸留、熟成などすべての過程において独自のこだわりを守り続けてきました。
ブドウはコニャック地方で最良の畑であるプティット・シャンパーニュ、グランド・シャンパーニュ、ファン・ボア、ボルドリー地区より厳選し、フランスの大手コニャックメーカーとしては唯一、澱を除いた透明なワインだけを2回蒸留する方法を用いています。
そして、独自に厳選した木目の細かいオーク材を用いて作られた樽でゆっくりと熟成させています。
そんなマーテルのコニャックは、皇帝ナポレオン・ボナパルト、ジョージ・ワシントン、ラファイエットやヴィクトル・ユーゴーといった偉人にこよなく愛されてきました。
マーテルの代表作
マーテルにはマーテルV.S(スリースター)、マーテルV.S.O.P、マーテル・コルドンブルー、マーテルXO、マーテル・シャンテルーなどのラインナップがあります。
その中でもマーテル・コルドンブルーはマーテルの代表作として有名で、コルドンブルーとはフランス語でブルーリボンの事をいい、ブルーリボンとは名誉ある者に贈られる青いリボンの勲章の事で、古くから聖霊騎士団に授けられていた誉高き勲章です。
そのため、2015年にはマーテル・コルドンブルー300周年を記念してリミテッド・エディションがリリースされました。
また、マーテル・コルドンブルーには特別仕様のバカラボトルが使われているものもあり、コレクターの間では高値で取引されています。