ポリニャックは、1959年にデンマーク王フレデリック9世が『デンマークの荘厳なる宮殿にもまさる味だ』と称賛したことから、
現在でもヨーロッパを中心に高い人気を誇っているコニャックです。
分類 | コニャック |
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生産国 | フランス |
地方 | コニャック地方 |
ポリニャックについて
ポリニャックはフランスではとてもポピュラーなお酒で、フランスではコニャックと呼ばれるブランデーです。
スーパーマーケットのシェアはトップクラスで、フランスでは知らない人はいないと言われるほどのコニャックです。
そのため、ルフトハンザ、SASなどの航空会社の機内積み込み用のコニャックでもあり、気軽に飲む事ができます。
ポリニャックは西暦860年から続くフランス貴族の名門ポリニャック家が、家名と家紋を製品に使用しても良いと許可された事から始まった蒸留所で、グランド・ジャンパーニュとプティット・シャンパーニュを半々でブレンドした重厚な造りの中にしっかりとした樽香と華やかな香りが特徴のバランスの良いコニャックを造り続けています。
ポリニャックの種類
ポリニャックには熟成年数などによっていくつかの種類が存在します。
ポリニャックのメイン商品はポリニャック・VSOPで、一番飲まれています。
高級な部類に入るポリニャックは、フランス産のリムーザン地方のオークを使用した樽で熟成されたポリニャック・リムーザンがあり、樽をイメージしたボトルが特徴的です。
次にリモージュ・クレストと呼ばれている同デザインで色違いの陶器ボトルのポリニャックは「ベルサイユ」が宮殿の白と金を、「マルセイユ」は海の色を、「バスティーユ」は革命家の情熱をイメージしたものです。
ポリニャックの中で最高級のポリニャック・クリスタル・セーブルはセーブル・クリスタルのボトルが使われているのが特徴です。
ちなみにセーブル・クリスタルはルイ14世がシャイヨー宮に創設した王立ガラス製作所が前身で、ポンパドール夫人がセーブルのベルビュー城に工房を移転した事で始まったガラス工房で、現在はロレーヌ地方へ移転し、手吹きの製法にこだわり1点ずつ丁寧に造られている、高級クリスタルガラスメーカーです。