レミーマルタンは、コニャック地方で約300年以上続いている老舗の1つ。
中でもコニャック地方で最も豊富な石灰質を含むといわれる、グランド・シャンパーニュ産のぶどうのみが原料となっているレミーマルタン・ルイ13世は贅沢な逸品。
分類 | コニャック |
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生産国 | フランス |
地方 | コニャック地方 |
地区 | グランド・シャンパーニュ |
レミー・マルタンについて
レミー・マルタンは南フランスのコニャック地方で造られているブランデーで、フランスではコニャック地方で造られるブランデーをコニャックと呼んでいます。
1724年にワイン醸造家レミー・マルタンによって創設されたコニャックメーカーで、シンボルマークのケンタウロスは酒の神バッカスの従者として知られ、4代目の経営者であったポール・エミール・レミー・マルタンが射手座であったことに由来しています。
この他にもケンタウロスは人と自然の調和を意味しているため、デザインとして起用したと言われています。
レミー・マルタンの歴史
レミー・マルタンは、ルイ15世が特別にブドウの栽培の畑拡大を許可した唯一のコニャックメーカーで、1738年にブドウ畑を拡大し、その100年後にはレミー・マルタン・グランド・シャンパーニュを、その数年後にはレミー・マルタン・フィーヌ・シャンパーニュ・コニャックを世に送り出しました。
1898年にはポール・エミール・レミー・マルタンによって永年に渡って熟成させてきた秘蔵のコニャックが試飲され、これがレミー・マルタンVSOPの元となるクープ・フィーヌ・シャンパーニュが生み出されました。
こうして1937年にはアメリカへ、1968年には香港へ進出を果たします。
一方、1948年には自社製品をコニャック地方の最高品質であるグランド・シャンパーニュのブドウと次に高品質なプティット・シャンパーニュのブドウを使った原酒のみを使用するという方向性を定め、現在でもそれは守られ続けています。
この事をきっかけに1965年にはブドウ栽培農家や蒸留元とパートーナーシップを結び、1972年に緑色のフロスト瓶を使用したレミー・マルタンVSOPが発売され、世界的なベストセラーとなり、1981年にはXOエクセレンスを発表しました。
今日までにクリスタルガラスメーカーとして有名なバカラのボトルを使用したものや、陶器ボトルなどの特別仕様のレミー・マルタンも世に送り出しており、コレクターの間では高い人気を誇っています。