グレンマレイはブレンデッドウイスキーの原酒として高く評価されていますが、ウイスキー本来の味わいでは個性があまりなく評価もイマイチでした。
その後、1999年に白ワインの樽を使用するようになってから個性が出始め、クセはあまり強くなくすっきりとした味わいで麦芽本来の風味が感じられる飲みやすいウイスキーとなっています。
分類 | ウイスキー |
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生産国 | イギリス |
地方 | スコットランド |
地区 | スペイサイド |
グレンマレイについて
グレンマレイはスコットランドのスペイサイド地区原産のスコッチウイスキーで、エルギン郊外のロッシー川のほとりに位置する1897年創業のグレンマレイ蒸留所で造られています。
グレンマレイはマレイ州が名前の由来となっていて、グレンマレイ蒸留所はもともと処刑場があった土地にビール工場が建てられ、その後ウイスキーの蒸留所になりました。
グレンマレイの仕込み水はロッシー川の近くの泉の水を使用しており、また強いクセはなく飲みやすくすっきりとした味わいで、麦芽本来の風味を感じとることができると言われています。
グレンマレイはブレンデッドウイスキーの原酒として高く評価されており、ブレンデッドウイスキーであるハイランド・クイーンやジェイムス・マーチンのキーモルトとしても有名です。
しかしグレンマレイはブレンデッドウイスキーの原酒として評判であるのに対し個性に乏しいと言われていましたが、1999年に白ワイン樽を熟成に使用するようになってからは個性の弱さが払拭されたと言われています。
グレンマレイの種類
グレンマレイには、グレンマレイクラシック、8年、12年、16年、30年など数多くのウイスキーが発売されていますが、数量限定品もリリースされるなどウイスキーファンの間でも注目されています。
グレンマレイは日本ではまだあまり知名度が高いスコッチウイスキーとは言えませんが、愛飲家の中ではグレンマレイを好んで楽しむ人も多く華やかでフレッシュな味わいが人気です。