ミドルトン・ヴェリー・レアは、世界最大のポットスチルを所有するミドルトン蒸留所で造られるウイスキーで、1984年に発売されました。新しい樽で少なくとも12年以上熟成させた原酒と古酒をブレンドし、数量限定生産されている事から希少価値が高くアイリッシュウイスキーの中でも最高級品と言われています。
分類 | ウイスキー |
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生産国 | アイルランド |
地方 | コーク州 |
ミドルトン・ヴェリー・レアについて
ミドルトン・ヴェリー・レアはアイルランド原産のアイリッシュウイスキーで、アイルランド南部のコーク州に位置する世界最大のポットスチルを所有するミドルトン蒸留所で造られるブレンデッドウイスキーです。
ミドルトン・ヴェリー・レアは1984年に発売され、アイリッシュウイスキーの中でも最高級品と言われており、数量限定生産でボトルのラベルには蒸留最高責任者であるバリー・クロケットの署名と製造番号が明記されています。
新しい樽で少なくとも12年以上熟成させた原酒と古酒をブレンドし、しっかりとした風味と優しい口当たりでアイリッシュウイスキーの王者とも言われています。
また年度ごとに風味に違いがあるため飲み比べる楽しみもあり、多くのウイスキー愛飲家を魅了しています。
ミドルトン・ヴェリー・レアの歴史
ミドルトン蒸留所は1825年にマーフィー兄弟が設立しました。
コーク州は昔から良質な大麦の産地としても有名で、大きな港もあることからウイスキーの蒸留が盛んに行われてきました。
ミドルトン蒸留所は1867年にコーク州にあった他の4つの蒸留所と合併しコーク・ディスティラリーズ・カンパニーが設立され、ミドルトン蒸留所を拠点としてウイスキー造りを行ってきました。
その後1966年にアイリッシュ・ディスティラーズが設立されましたが、生産が需要に追いつかなくなったため、1975年に新ミドルトン蒸留所が建てられました。
現在ミドルトン・ヴェリー・レアに配合されているウイスキーはほぼすべてが新ミドルトン蒸留所で造られています。
ヴィクトリア時代に建てられた旧蒸留所はジェムソン・ヘリテージ・センターと呼ばれ、ウイスキーの製造はせず観光客へ博物館として公開されています。