ザ・グレンリベットを作っているザ・グレンリベット蒸留所は、品質の高さが評判を上げた事で多くの偽物が出回るようになります。
これを防ぐ為に1884年、ジョージ・スミスが生み出したウイスキーだけが「ザ・グレンリベット」と頭に「ザ」をつけて名乗ることが認められるようになりました。
分類 | ウイスキー |
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生産国 | イギリス |
地方 | スコットランド |
地区 | スペイサイド |
ザ・グレンリベットについて
ザ・グレンリベットはスコットランドのスペイサイド地区原産のスコッチウイスキーで、ザ・グレンリベット蒸留所はスコットランド最初の政府登録蒸留所として知られています。
ザ・グレンリベット蒸留所はジョージ・スミスによって創業されましたが、設立当初は密造ウイスキーの蒸留所として稼働していました。
密造酒であったザ・グレンリベットでしたが品質の高さが評判となり、ジョージ・スミスは公的に蒸留所を認めさせるために物品税法に従いライセンスを取得して政府公認蒸留所第1号としてウイスキーを製造するようになりました。
その後多くの蒸留所がザ・グレンリベットの評判にあやかろうとグレンリベットを名乗った偽物を製造し、またブランドイメージを下げるような粗悪品が市場に出回るようになりました。
そこで1884年裁判においてザ・グレンリベットの高い品質が認められ、ジョージ・スミスが生み出したウイスキーだけが「ザ・グレンリベット」と頭に「ザ」をつけて名乗ることが認められるようになりました。
グレンリベットとはゲール語で「静かな谷」を意味し、ザ・グレンリベット蒸留所は標高270m以上の山深い地域に位置しており、年間を通して一定の気温と湿度が保たれるなどウイスキー造りに適した自然に囲まれています。
ザ・グレンリベットの仕込み水は蒸留所の後方から湧き出るミネラル分に富む硬水を利用し、原料にはスコットランド原産の最高品質の二条大麦を使用しています。
ザ・グレンリベットの種類
ザ・グレンリベットにはザ・グレンリベット12年、15年フレンチオーク・リザーブ、18年、25年など数多くの種類がリリースされています。
ザ・グレンリベット18年は、2015年のサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでダブルゴールド賞を受賞しており、またザ・グレンリベット25年は2015年のインターナショナル・スピリッツ・チャレンジとインターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティションで金賞を受賞するなど、世界でも高い評価を得ています。
またザ・グレンリベットは日本限定発売となるザ・グレンリベットシングルカスクアルダンフをリリースするなど、日本の愛飲家の間でも人気のウイスキーです。