クレール・ミロンはムートンが所有するシャトーで、現在メドック第五級となっていますが1980年の後半には格上げされるべきと良い評価を受けています。
ラベルにはピエロが描かれていて、見た目も味わいも一度見たら忘れられないワインとなっています。
メーカー・ ブランド |
クレール・ミロン |
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分類 | ワイン |
ブドウ品種 | 赤ワイン |
生産国 | フランス |
生産者名 | バロン・フィリップ・ド・ロートシルト |
シャトー・クレール・ミロンについて
シャトー・クレール・ミロンはフランスポイヤックにあるシャトーが造るメドック格付け第5級のワインです。
ポイヤックはシャトー・ラトゥール、シャトー・ムートン・ロートシルト、シャトー・ラフィット・ロートシルトといった著名なシャトーが存在している事で知られており、シャトー・クレール・ミロンはメドック格付けの最低ランクでありながらも、シャトー・ムートン・ロートシルトと同じオーナーが所有しています。
シャトー・クレール・ミロンのこの評価は過小評価という声も多数上がっており、「格上げされるべき」と言われ続けています。
そのため、高価で簡単に飲む事のできないシャトー・ムートン・ロートシルトの代わりとして楽しむ事ができるワインとして、多くの愛飲家たちから支持されています。
シャトー・クレール・ミロンの歴史
シャトー・クレール・ミロンという名称は元の所有者であるジャン・バティスト・クレールと所在地のミロン村が由来となっています。
1863年にジャン・バティスト・クレールがこの世を去った後も、シャトー・クレール・ミロンという名称が残るようにと法的な措置をとりました。
しかし、次のオーナーであるジャック・モンドンの時代ではクレール・ミロン・モンドンという名でワインが造られており、1970年にロートシルト男爵に買収された事により、その名を取戻し、更に品質を向上させ、2011年にはシャトーが新しくなりました。
シャトー・クレール・ミロンのエチケット
ワインではラベルの事をエチケットと言い、シャトー・クレール・ミロンのエチケットも踊るピエロの姿が描かれた特徴的なものとなっています。
そのエチケットに描かれているのはロートシルト男爵の結婚式だと言われていますが、本来はジプシーのダンスシーンであるという説が正しいようで、1970年~1982年までのヴィンテージのエチケットに使われていたのがドイツの結婚式で使われる銀のカップだった事から、ロートシルト男爵の結婚式という説が広まったようです。