シャトー・タルボ

シャトー・タルボについて

シャトー・タルボはサン・ジュリアンにある格付け第4級のシャトーで造られているワインです。
セカンドワインはコネタブル・ド・タルボ、白ワインはカイユ・ブラン・ド・シャトー・タルボといいます。
ヴィンテージに左右されない安定感とひかえめな価格が、長年ボルドーファンから高い支持を得ており、メドックワインの格付けが新しく行われるなら、シャトー・タルボは当然昇格してもおかしくないと評価されています。
シャトー・タルボという名前は、1453年のカスティヨンの戦いに破れたイギリス軍指揮官シュースベリー伯ジョン・タルボット(タルボ将軍)の本拠地があった事に由来しています。
この事からもシャトー・タルボではタルボ将軍に対する思い入れが強く、「戦いに敗れたタルボ将軍が、この畑のどこかに財宝を埋めた」という伝説を信じています。

シャトー・タルボの畑

シャトー・タルボの畑はガロンヌ川のほとりのなだらかなサン・ジュリアンの丘の上に位置しており、108haある畑の作付面積はカベルネ・ソーヴィニョン66％、メルロ26％、プティ・ヴェルド5％、カベルネ・フラン3％となっています。
また、歴代の所有者によって詳細に記された古文書をもとに、畑ごとに細分化して管理を行っており、1917年からコルディエ家が所有するようになった事で、その品質を高めていきました。
現在は、ロレーヌ・ルストマンとナンシー・ビニヨン・コルディエが継いでおり、さらにシャトー・タルボの名声を高めようと尽力しています。