フランスブルゴーニュ地方で生産される辛口白ワインの銘柄の一つで、世界で最も偉大な白ワインとして知られています。
モンラッシェとは「山のかさぶた」「禿山」という意味を持ち、その由来は石がゴロゴロしていた事や樹木があまり生えていない禿山であった事が由来となっています。
分類 | 白ワイン |
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ブドウ品種 | シャルドネ |
生産国 | フランス |
地方 | ブルゴーニュ |
地区 | コート・ド・ヌーボ |
村 | ピュリニー・モンラッシェ村,シャサーニュ・モンラッシェ村 |
モンラッシェについて
モンラッシェはブルゴーニュ地方コート=ドール県南部とコート・ド・ボーヌ地区の南部にある畑で、フランスのAOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)に認証されたワインの名で、グラン・クリュ(特級畑)の指定を受けています。
南のシャサーニュ側のワインは、「ル・モンラッシェ」と呼ばれ、ピュリニー側は「モンラッシェ」と呼ばれています。
生産量が非常に少ないため、希少価値が高く、世界で最も高価な白ワインとして知られ、世界中のシャルドネ生産者が目指すワインとも言われています。
現在、モンラッシェでは18人の所有者と26人のワインの造り手がいます。
その中でも特に人気が高いのがドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティで、0.67haの畑を所有し、年間250ケースのワインが製造されています。
モンラッシェの畑
モンラッシェは全部で8haの畑があり、ピュリニー・モンラッシェ村と南隣のシャサーニュ・モンラッシェ村が、ほぼ半分ずつ分け合っているという状況です。
この地方に多いキンメリジャンと呼ばれる石灰分の多いアルカリ性土壌で、シャルドネ種のブドウの栽培に適している事から白ワインの産地として有名になりました。
しかし、シャサーニュ・モンラッシェ村では赤ワインの方が白ワインの生産量を上回っており、唯一、単独でグラン・クリュを所有しているのはクリオ・バタール・モンラッシェのみとなっています。