ピュリニー・モンラッシェは白ワインのプリンスと称され、三銃士などを手がけたアレクサンドル・デュマも「膝まずいて脱帽して飲むべし」と称賛したワインです。
石灰質な土壌で作られている為、ミネラルが豊富で、新樽を使用しない事から果実本来の甘さが引き立つワインが出来上がります。
メーカー・ ブランド |
ピュリニー・モンラッシェ |
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分類 | ワイン |
ブドウ品種 | 白ワイン |
生産国 | フランス |
生産者名 | ボワイヨ |
ピュリニー・モンラッシェとは
ピュリニー・モンラッシェは「世界最高峰の白ワイン」「白ワインのプリンス」と呼ばれる、白ワインの頂点に立つアペラシオンで造られているブルゴーニュ最高の白ワインです。
現在ではグラン・クリュ(特級畑)を4区画、プルミエ・クリュ(1級畑)を17区画も有するブルゴーニュ屈指のアペラシオンとして知られています。
ピュリニー・モンラッシェという名前は、ラテン語の地名である「Puliniacus」と「山」を意味する「Mont」と、「禿」を意味する「Rachet」を合わせたもので、かつてこの地域一帯はブドウ以外何も生育しない石灰分の多い土地だった事が「禿山」の由来となっているようです。
ピュリニー・モンラッシェ村の起源はローマ帝国の統治時代に遡り、その頃からワイン造りが始まっていたと言われており、長い歴史を持っています。
ピュリニー・モンラッシェの畑
ピュリニー・モンラッシェの畑は、村の西側でちょうど村の背後に広がるようにあるブラニィの丘の緩やかな斜面に広がっており、土壌は全体として泥灰土や化石を含んだ石灰、堆積物などが複雑に重なり合っているという特徴を持っています。
ピュリニー・モンラッシェでは、この石灰によって豊かなミネラルを有するワインが多く造られますが、区画の位置や土壌など微妙に異なった条件によって様々な味わいのピュリニー・モンラッシェが生み出されています。
ピュリニー・モンラッシェの生産者
ピュリニー・モンラッシェはアペラシオンを指す言葉ですので、ピュリニー・モンラッシェの生産者は、ドメーヌ・ルフレーヴ、ドメーヌ・エティエンヌ・ソゼ、シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェ、ジャック・カリヨンなどいくつか存在します。
しかし、ピュリニー・モンラッシェでは大手ネゴシアンが全生産量の50%を瓶詰して売り出しているので、ドメーヌは少なく、ドメーヌのピュリニー・モンラッシェはとても希少とされています。