ちょっと変わった形をしているボトルのスコッチウィスキーディンプルは1890年にジョン・ヘイグ社によって発売されたお酒です。
ディンプルという名前はボトルのくぼみからきています。
ディンプルにはグレンキンチーがキーモルトとなっており、柔らかく甘みのある香りと数種類の熟成モルトからくる複雑さのあるスモーキーな香りが特徴の大人気ブレンデッドウイスキーです。
現在のディンプルはボトルにワイヤーが巻かれているデザインとなっており、これは発売当時の輸出品が荒波に揉まれてもコルク栓が飛び出さないように巻かれていたものの名残で、その機能性が不要となった現在でも、ディンプルの象徴として残されているそうです。
また、ディンプルは輸出向けの商品名を「ピンチ」に変えてアメリカや日本で販売しています。
ピンチとは英語で「つまむ」という意味を持っており、アメリカではネクタイのくぼみの事をピンチと言う事からこの名前が付けられたそうです。
ちなみにピンチの発売元であるヘイグ&ヘイグ社はディンプルのジョン・ヘイグ社の社長ヒュー・ヘイグの弟ジョン・アカス・ヘイグが創設した会社です。
現在では、全てディンプルに統一されており、ピンチの名前で売られていたものは年々数が減ってきているため、買取額が高くなる場合もございます。
【お酒買取いわの】では、世界で第4位の販売量を誇るディンプル12年の買取に力を入れております。
お写真のディンプル12年は以前、【お酒買取いわの】がお買取りしたロイヤルデキャンタと呼ばれているディンプル12年です。
オランダのダールデロップ社とコラボレーションした美しい錫の装飾が印象的なボトルですが、1980年代後半に流通したボトルな為、現在では造られておらず、高価買取が期待できるお品物です。
しかし、錫は熱や衝撃に強くはないので、ちょっとした事で変形してしまう事が多く、変形したり、傷がついていますとマイナス評価となり買取額が下がってしまいます。
ロイヤルデキャンタと呼ばれている理由は、底の部分に「ROYAL HOLLAND PEWTER DAALDEROP」と刻まれている事からきています。
意味は「オランダのダールデロップ社」と社名なだけなのですが、最初にくる「ロイヤル」をとってロイヤルデキャンタと呼ばれているようです。
また、ディンプルのオールドボトルはティンキャップと呼ばれる金具を上に引き上げるタイプの注ぎ口をしているものがございます。
こちらも高価買取対象のディンプルとなっておりますので、未開封のままご自宅にございましたら、【お酒買取いわの】が高価買取致します!!