アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラはイタリア・ヴェネト州ヴェローナ近郊のヴァルポリチェッラ地域で、コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ、オゼレータの3種のブドウを使った伝統的な製法で造られている赤ワインです。
イタリアのDOCG(統制保証付原産地呼称)ワインで、イタリアワインの中でも法的に最上位に分類されています。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラは、別名「ヴェローナの軌跡」「ヴェローナの宝石」と呼ばれており、それはブドウを一房ごと手摘みで収穫し、そのブドウはすのこ状の板に広げられ、大部分の水分が蒸発するまで数か月間日陰干し(アッパッシメント)をするという大変手間のかかる作業を必要としている事に由来しています。
この工程でブドウの糖度は高まり、一般的には甘口ワイン(デザートワイン)となりますが、アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラの場合、完全に発酵させ辛口にしているため、辛口で厚みのあるワインが出来上がります。
ちなみにアマローネという名称はイタリア語で「苦味」とう意味を持ち、その味わいから命名されたのかもしれません。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラのご売却をしませんか?手間のかかる工程から大量生産できないアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラは、かつては法王や貴族などの限られた人々しか口にすることがなかったと言われています。
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アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラは1つの生産者が造っているワインではなく、同じ名称で複数の生産者が存在します。
代表的な生産者はプラ、アレグリーニ、ベルターニ、マアジ、レラゴーゼ、ジュゼッペ・クインタレッリを挙げる事ができ、中でもジュゼッペ・クインタレッリはヴァルポリチェッラ・クラシコ地区の中心部に位置するワイナリーで、栽培から醸造、ラベルを貼る作業までワイン造りのほとんどの作業を手作業で行っています。
そのため、ワインのラベルはお写真のような手描き感あふれる温かみを感じるデザインになっています。
また、ジュゼッペ・クインタレッリ自身は2012年にこの世を去っているため、彼が手掛けたアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラは現存する数が少なくなってきており、中古市場でも高値で取引されているアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラが存在します。
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