トカイ アスーはハンガリーで造られている貴腐菌というカビが付いた白ブドウから造り出されるワインで、貴腐菌は水分を外に出し、糖分を濃縮させ、とても甘いブドウとなるため、トカイ アスーは極甘口のワインとして知られている貴腐ワインという事になります。
この貴腐菌ですが、実はトカイ地区の独特の気候によって発生するもので、トカイ地区は2つの川が合流する場所にあり、秋から冬にかけて朝になると濃い霧が発生し、ブドウ畑全体を包み込み、その湿気によって貴腐菌が発生するのです。
トカイ アスーはまさに自然が生み出した素晴らしいワインという事になります。
「アスー」という言葉は「糖蜜のような」「シロップのような」という意味を持ち、フランス王ルイ14世が「王様のワイン、ワインの王様」と称賛し、愛した事からフランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケン・ベーレン・アウスレーゼと並び、世界三大貴腐ワインとして認識されています。
「プットニョス」という独特の単位を使って甘さを表現しており、ワインの糖分含有量によって3~6の数字で表示されている部分は他の貴腐ワインと違っています。
トカイ アスーのご売却をしませんか?【お酒買取いわの】ではトカイ アスーの買取を日本全国を対象に行っております。
トカイ アスーは先ほども少しお話しましたが、「プットニョス」という独特の単位を使って甘さを表現しており、お写真の○で囲ってある部分の数値が6に近くなるほど買取額が高くなります。
しかし、2013年にトカイ・ワイン地区生産者会議にてその基準が見直され、3~4のプットニョスが廃止されました。
これはレベルが低いトカイ アスーを市場に出回らないようにしてトカイ アスーの品質を高める事が目的だと言われています。
そのため、2013年以降のトカイ アスーには3~4のプットニョス表記はないという事になります。
仮にそれがあったとしたら、トカイ地区で造られたものではなく、偽物という事になります。
トカイ アスーはトカイ地区で造られている貴腐ワインですので、同じ名称で複数の生産者が存在します。
最も有名なのがボデガス・オレムスという生産者で、世界最高品質の白ワイン造りを目指したベガ・シシリアがハンガリーで手掛けるワイナリーで、ブドウの栽培では収穫可能な40~45cmの低い木から、1本あたりわずか4房ほどという厳格な収量制限を設けることでブドウの品質を高めています。
また、12世紀に人工的に造られた年間を通じて気温10℃、湿度95%の好条件を備えたカーヴで熟成され、世に送り出されています。
ですからトカイ アスーのご売却をお考えでお問合せ頂く際は、生産者によって評価が違いますので、分かれば生産者名をお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
口頭では伝えるのが難しいと感じる方はメールやオンライン査定より画像を添付してお問合せ頂ければ、弊社の買取スタッフが折り返しご連絡致します。
その際は全体の画像、ボトルの注ぎ口の画像、文字が読めるようにラベルのアップの画像など複数添付して頂けますと非常に助かります。
その他、トカイ アスーのご売却で気になる点、ご質問なども受け付けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。