スコッチウイスキーは数々の蒸留所が存在し、多くの銘柄がありますが、ディーンストンもそんなスコッチウイスキーの銘柄の一つで蒸留所の名前でもあります。
スコットランド最大の都市であるグラスゴーにあるディーンストン蒸留所は、もとは紡績工場だったものを蒸留所として改装した特殊な経緯を持っています。
スコットランドはウイスキーだけではなく紡績も重要な産業の一つで、18世紀後半から盛んに行われるようになり、このディーンストンでは水力を使った紡績工場として大きく発展しました。
1960年代にウイスキー産業の業績を見込み、紡績工場から蒸留所へと改装されましたが1980年代に起こったウイスキーの大不況時代が影響し、ディーンストン蒸留所も8年間休止する事となりました。
その後、操業を再開し、ディーンストン蒸留所は現在も1960年代の姿そのままで設備にも大きな変更はなく、多くの蒸留所がコンピューター制御によるウイスキー造りを行っている中、中規模蒸留所でありながら長年の職人の経験と技術によってウイスキー造りが行われています。
ちなみに紡績工場時代の動力として採用していた水力は発電機を駆動する水力タービンに変更され、現在でも蒸留所が必要とする以上の電力を生み出しており、蒸留所で使いきれない電力は電力会社に売電しており、その建物はウイスキーの貯蔵庫として使用されています。
ディーンストンは化学肥料や農薬を使わず有機栽培された大麦のみを使用しており、自然本来の味わいを楽しむ事ができると言われています。
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特に熟成年数やボトルのデザインは買取額を左右し、外箱などの付属品も評価対象となっておりますので、できる限りの情報をお伝え下さい。
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