オスピス・ド・ボーヌというワインをご存知ですか?「栄光の3日間」と呼ばれる毎年11月の第3土曜日、日曜日、月曜日に行われるオークションでのみ落札されるワインがオスピス・ド・ボーヌで、その始まりはブルゴーニュ公国統治下のボーヌにあった無料で医療を行う病院が大きく関係しています。
当時のボーヌは大変貧しく、病気になっても医療費を払えない事を理由に病院を受診する人が少なく、街には病人があふれかえっていたそうです。
それを見た財務長官ニコラ・ローランとその妻ギゴーヌ・ド・サランは全財産を投じて無料で受診できる病院を設立する事にしました。
しかし、無料という事はその病院を維持するために費用がかかり、それをまかなうためにニコラ・ローランは所有していたブドウ畑を病院へ寄付し、そこで造られるワインを顧客たちに直接販売していました。
それを知った地元の名士たちはこぞって畑を寄付するようになり、オスピス・ド・ボーヌはブルゴーニュ各地に有名なワイン産地の畑をいくつも所有する事となり、1859年から多くの資金を得られるようにオークション方式でワインを売る事にしました。
一時、ブルゴーニュのワインが低迷した時には、イギリスの著名なオークション・ハウスであるクリスティーズにオークションの運営を任せる事に決め、そこから名声を取戻し、現在ではブルゴーニュワイン全体の取引価格に大きな影響を与えるオークションと言われています。
また、取引も樽単位での取引となっており、落札された樽は落札者が委託したネゴシアンによって樽熟成から瓶詰めまで管理されているそうです。
そのため、オスピス・ド・ボーヌには様々な種類が存在し、造られている畑によって買取額が変わってきますので、お問合せの際はラベルに書かれている事をしっかりとお伝え頂く事で査定がスムーズに進みます。
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オスピス・ド・ボーヌは生産者(畑)やヴィンテージによって買取額が大きく変わってくるため、一概にオスピス・ド・ボーヌが高価買取というわけではございません。
その中でも高価買取が期待できるのは、マジ・シャンベルタン、オークセイ・デュレス、クロ・ド・ラ・ロッシュなどで、白ワインも生産されており、バタール・モンラッシェ、コルトン・シャルルマーニュなどを挙げる事ができます。
基本的にこれらはラベルに書かれていますが、ご自身ではよく分からないという方はメールやオンライン査定からお問合せ頂ければ画像を添付する事ができ、ラベルの文字が読み解けるような画像を添付して頂ければ弊社でお調べして査定額を折り返しご連絡致しますので、お気軽にご相談下さい。