シャトー・ポンテカネについて
シャトー・ポンテカネは、ルイ5世の側近を務め、その後メドックの知事となったジャン・フランソワ・ド・ポンテという人物がブドウ栽培の為畑を購入し、数年後フランソワの後継者が「カネ」と呼ばれる畑を購入した事が始まりと言われています。
また、シャトー・ポンテカネの名前は、フランソワの名前のポンテを付け加え「ポンテカネ」と名付けられました。
1855年にメドックの格付けで5級に格上げされたシャトー・ポンテカネは、ずっと家族経営だったシャトーですが、ボルドーでワイン商をしていたエルマン・クルーズが1865年にシャトーを購入します。
その後、1975年まで経営を行っていたクルーズ社ですが、品質などの管理がずさんとされ、裁判で争われた結果シャトーの売却を命じられて、次にシャトーを引き継いだのはコニャック商人のギー・テスロンという人物です。
ギー・テスロンがオーナーになってからは、クルーズ社が行ってきたやり方などを改善してシャトーの大改革を行い今までになかった高品質なワインを手掛けるようになりました。
そして、現在ギー・テスロンの息子であるアルフレッド・テスロンがシャトーのオーナーとなり、畑やセラーに多額の投資をして環境を整備し、ブドウを選ぶ際も厳しく選抜した事で1994年のヴィンテージワインからシャトー・ポンテカネが注目されるようになります。
シャトー・ポンテカネの特徴
生産国:フランス・ボルドー・ボイヤック
種別:赤ワイン
香り:ブラックベリーやカシスなどの濃厚な香りに、甘草やスパイス、オーク樽の香りがマッチ
味わい:黒系果実が熟して凝縮された渋味などを含むパンチのある味わいで余韻はとても長い。
シャトー・ポンテカネが所有する畑は、五大シャトーの1つでシャトー・ムートン・ロスチャイルドの向かいに面していて、土壌や日当たりなど絶好な場所に位置しています。
2004年頃からは、ビオディナミ農法と呼ばれる植物肥料や月の満ち欠けなど自然の摂理を利用して栽培する方法や収穫量を減らした事で、より良いブドウのみを使ってワイン作りが進められました。
また、収穫の際にはブドウの実を潰さないように浅いトレーで運び、2度の厳しい選別を通過したブドウのみが発酵まで進みます。
厳しい選別をくぐり抜けたブドウが天然酵母で発酵され、その後果汁に漬け込む浸漬と呼ばれる工程を経て、樽に分けられ熟成期間に入ります。
長い工程を経て作られたシャトー・ポンテカネのワインは、ブラックベリーなどの濃厚な香りにオーク樽の香りが上手く調和され、熟して凝縮されたブドウの甘みと渋味がマッチした味わい深いワインとなっています。
買取可能なワイン
ロマネ・コンティ、コルトン・シャルルマーニュ
アンリ・ジャイエ、ジュブレ・シャンベルタン
シャトー・ペトリュス、シャトー・ムートン・ロートシルト
シャトー・ラフィット、シャトー・ラトゥール
シャトー・マルゴー、シャトー・オーブリオン
スクリーミング・イーグル、シャトー・ルパンなど
いわの美術では、上記でご紹介したシャトー・ポンテカネ以外にも様々なワインをお買取りしております。
ワインのみならずお酒の買取に関しては、まず未開封である事が条件ですので飲み途中の物に関してはお買取りが出来ませんのでご了承下さい。
また、買われた際の箱などが一緒に付いていますと査定額がプラスとなる事がありますので、現在売却を考えていないお酒でも箱や付属品は捨てないようにお願い致します。
いわの美術では、ワイン以外でもウイスキー、ブランデー、シャンパンなどの洋酒から日本酒、またお酒を飲む際のグラスや徳利などもお買取りしております。
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