ショートドリンクに対して、ゆっくりと時間をかけて飲むカクテルがロングドリンクです。グラスは、ショートドリンクよりも大きめで、氷や炭酸が入っていることが多く、30分くらいかけて飲んでも、おいしく頂けます。今回はウイスキーベースのカクテルのうち、代表的なロングドリンクを紹介します。
19世紀末、ロンドンのクラブ「リマーズ・コーナー」に勤めるウエイターのジョン・コリンズが発案したカクテルで、レモンジュースによる爽やかさと、シュガーシロップの甘さによるさっぱりとした味わいが特徴。
もともとはオランダ・ジンベースだったものがいつの間にか、ウイスキーベースのカクテルにかわったというカクテル。ライウイスキーの代わりにバーボンでもOK。
材料
ライウイスキー 45ml
フレッシュレモンジュース 15ml
シュガーシロップ 15ml
氷・ソーダ 適量
スライスレモン 1枚(チェリーなどでも可)
つくり方
ソーダ以外の材料をシェークし、グラスに注ぐ。氷を入れて、ソーダを注ぎステアし、スライスレモンやチェリーなどをカクテルピンに刺して飾る。
アーモンドの香りの、アルコール度数高めのカクテル。アマレット(杏のリキュール)の増減で甘さを調節。ベースをウォッカに替えるとゴットマザー、ブランデーに替えるとフレンチコレクションになる。
材料
ウイスキー 45ml
アマレット 15ml
つくり方
材料を氷の入ったグラスに注ぎ、直接ステアする。
熱いコーヒーとアイリッシュ・ウイスキーが冷えた体に心地よく染みわたるカクテル。泡立てた生クリームが濃厚な味わい。アルコール度数はやや弱め。
材料
アイリッシュ・ウイスキー 30ml
砂糖 約5ml
ホットコーヒー 適量
生クリーム 適量
つくり方
温めたマグカップ、ワイングラスなどにコーヒーを7分目程注ぎ、砂糖を入れウイスキーを加えて軽くステア、ホイップした生クリームをのせて出来上がり。
錆びた釘を意味するラスティ・ネイルは、アルコール度数の高めな古典的なカクテル。ドランブイ(スコッチウイスキーをベースにしたリキュール)の入れすぎに注意が必要。ベースはモルトウイスキーがおすすめ。レモンピールを加えてもてもOK。
材料
ウイスキー 30ml
ドランブイ 30ml
つくり方
氷を入れたグラスに材料を注ぎ、軽くステアする。
ウイスキーと角砂糖という100年以上昔にケンタッキーで生まれた、古典的なスタイルのカクテル。同名の形のグラスもある。ベースの基本は、ライかバーボンだが、好みで色々なスピリッツを使うこともある。グラスに飾られた果物をつぶしながら飲む。
材料
ライウイスキーまたはバーボンウイスキー 45ml
アンゴスチュラ・ビターズ 約2ml
角砂糖 1個
オレンジスライスなどの果物 適量
つくり方
グラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラ・ビターズを染み込ませる。氷をグラスに入れ、ウイスキーを注ぎステアする。果物を飾って、マドラーを添える。