ウイスキーの飲み方といえば、シンプルなストレートやオンザロック、水割りなどをイメージしますが、ウイスキーはカクテルベースとしてもよく使われるお酒です。
カクテルには、大きく分けて、短時間で飲み干すことに適したカクテル群の「ショートドリンク」と、比較的長い時間をかけてのんびりと飲むことに適したカクテル群「ロングドリンク」があります。
今回は、ウイスキーベースのカクテルのうち、ショートドリンクに属するものをいくつか紹介します。
ショートドリンク
ショートドリンクは、冷たいうちに短時間に飲むカクテルで、バーなどでは大抵、小さなカクテルグラスに入って出てきます。 ショートドリンクは、冷やしながらつくるものだそうですが、グラスには氷は入っていないので、カウンターなどでカクテルが出されたら、なまぬるくなって風味が落ちないうち(目安としては10~20分以内)に飲み干すのがよいとされています。
”カクテルの女王”としてマティーニと並び称されるほど、世界で最も有名なカクテルのひとつ。甘く香り高いカクテルで、アルコール度数は高め。ベースのウイスキーには、ライウイスキーが多く使われる。
材料
ライウイスキー 45ml
スイートベルモット 15ml
アロマティックビダーズ 約1ml
つくり方
材料をステアして、冷やしたカクテルグラスに注ぐ。レッドチェリーを飾る。
”カクテルの女王”としてマティーニのスコッチウイスキー版。ピートがほのかに香る甘口のカクテルで、アルコール度数が高めのカクテル。
材料
スコッチウイスキー 45ml
スイートベルモット 15ml
アロマティックビダーズ 約1ml
つくり方
材料をステアして、冷やしたカクテルグラスに注ぐ。マラスキーノチェリーを飾る。
甘酸っぱく、さっぱりとしたカクテルで、アルコール度数がやや高め。イギリスの元首相からこの名が付いた。ライムジュースにコーディアルを使うと濃厚な感じに仕上がる。
材料
スコッチウイスキー 30ml
コアントロー 10ml
スイートベルモット 10ml
ライムジュース 10ml
つくり方
材料をシェークして、冷やしたカクテルグラスに注ぐ。
ライムの香りが爽快な甘辛口の味わいのカクテル。ベースにはアメリカンウイスキーがおすすめで、ライウイスキーがなければ、バーボンでも可。
材料
ライウイスキー 45ml
ライムジュース 15ml
グレナデンシロップ 約5ml
つくり方
材料をシェークして、冷やしたカクテルグラスに注ぎ、オレンジピールを搾りかける。
オールド・パルは”古い仲間”という意味で、アメリカでは禁酒法がしかれる前から飲まれていたという歴史あるカクテル。ウイスキーの香りとカンパリのほろ苦さがマッチした味わい。
材料
ライウイスキー 20ml
ドライベルベット 20ml
カンパリ 20ml
つくり方
材料をステアし、冷やしたカクテルグラスに注ぐ。
※ステア:ミキシンググラスに入れた材料をバー・スプーンでかき混ぜること。
※シェーク:シェーカーに材料と氷を入れて振ること。