ウイスキーを飲む楽しみをより一層ひきたててくれるのが、好みの飲み方にあったグラスです。
ウイスキーのグラスには、飲み方や目的に合わせて様々な種類があり、グラスの飲み口の形状や厚みが、ウイスキーの味の印象を左右してしまうこともあります。
好みの飲み方にあったグラスの形状や特徴を知ることで、ウイスキーの味がひきたち、より一層ウイスキーを楽しんで味わうことができます。
ここでは、ウイスキーそのものの味を楽しむベーシックなウイスキー・グラスから、香りやカクテルを楽しみたいときに使うアレンジグラスまで代表的なものを紹介します。
そのものの味を楽しむ飲み方である”ストレート”に適したグラスで、ショットグラスともいいます。
容量は30~60mlで、底が厚いのでウイスキーの香りを直接感じることができます。持つと手に馴染むようにある程度重みをもたせたつくりになっています。
氷を入れて飲むオンザロックなどに最適なグラスで、容量は300ml前後入ります。大きな氷が入るように、グラスの口径が広くなっています。
オールドファッションドグラスともいわれます。
ソーダ割りや水割りに最適なのがタンブラーです。容量は180~300mlで、飲み口の縁が細いほど、味の鋭さや繊細さを感じることができます。
チューリップ型の脚がついたグラスです。ウイスキーをそのまま、または少しだけ水を足してじっくりとその味わいを愉しむときに使います。
くびれた形をしているので、香りがグラスの外に逃げにくい構造です。見た目にもフェミニンで、優雅な気分を味わいながらウイスキーを飲むことができます。
お湯割りやホットウイスキーを飲むときに欠かせない耐熱グラスです。取っ手付きのものもありますが、好みのグラスに取っ手をつけるホルダータイプのものもあります。