お写真のお酒、陶器で出来たフィギュリンのボトルなんですが、頭が栓になっていてちょっと怖いですよね。
アボットチョイスというお酒で1970年代前半に流通していたボトルで、アボットチョイスとは「修道僧お好みのウィスキー」という意味なんだそうです。
つまり、修道僧のフィギュリンがボトルになっているんですね。
中身はスコッチウィスキーで、昔のリンクウッドが詰められています。
このアボットチョイスは口当たりがスッキリしたウィスキーで、日本にも1929年には輸入されていました。
しかも当時はこのアボットチョイスという名のバーが銀座にあり、アボットチョイス専売のバーとして記憶している人もいらっしゃるかと思います。
ところが、1990年代に入るとアボットチョイスはバーと共に日本から姿を消してしまいました。
そのため、アボットチョイスは現在では入手困難なお酒として、買取額が高くなっております。
アボットチョイスにはフィギュリンの陶器ボトルだけではありません。
お写真のような通常のボトルも発売していました。
もちろん、こちらのボトルにも修道僧の顔だけがボトルにデザインされており、こちらもお買取り対象のお酒です。
先ほど、少しお話に出てきたリンクウッドという言葉、こちらもスコッチウィスキーの銘柄なんですが、製造されるウィスキーのほとんどがブレンデッド用となっているため、シングルモルトとしての流通が少ないお酒なのです。
このリンクウッドなんですが、アボットチョイスの発売元であったジョン・マッキーワン社がかつてリンクウッドのオフィシャルボトルを出していたことが関係して、アボットチョイスの中身はリンクウッドなんだそうです。
フィギュリンのアボットチョイスも通常ボトルのアボットチョイスも昔のリンクウッドが飲めると愛飲家の間では人気が高く、【お酒買取いわの】では、アボットチョイスの高価買取を行っております。