ロングロウは、スプリングバンク蒸留所のセカンドラベルで、ピートのみを 使って麦芽を乾燥させることから、スプリングバンクに比べてピーティーでスモーキーであるといわれています。
非常にヘビーな酒で、最も通好みのモルトウイスキーとされています。
スコットランドのキャンベルタウンという、かつてウイスキー街として栄えた場所にスプリングバンク蒸留所がありますが、現在ロングロウは、そのスプリングバンク蒸留所で作られています。
最盛期のキャンベルタウンには30以上の蒸留所がありましたが、今は2つの蒸留所しか残っておらず、そのうちの一つがキャンベルタウン蒸留所で、ロングロウを含め3種類が造られています。
7割がスプリングバンク、2割がロングロウ、1割がヘ―ゼルバーンという割合で、5メールほど上にキルンの鉄製の網床があり、そこに60から70センチメートル大麦を敷くオイルヒーターで熱源をつくり乾燥のために使い、ピートは香りつけのために使い合わせて使うのだそうです。
スプリングバンク蒸留所に引き継がれる前にあったロングロウ蒸留所は、創業は1824年だと伝わっています。
ロングロウ蒸留所の立地は、スプリングバンク蒸留所の隣にあったということで、閉鎖後の現在は、悲しくもスプリングバンク蒸留所の駐車場になっているそうです。
そういった過去のあるロングロウですが、かつてあったロングロウ蒸留所の味わいを再現するために、スプリングバンク蒸留所が、蒸留所の片隅で極少量生産しているヘビーな味わいのモルトウイスキーという位置づけになっています。
スプリングバンク蒸留所では3基の蒸留器を使っていますが、モルトウイスキーが独特の2回半蒸留で造られるのに対し、ロングロウはヘビーピート(50~55ppm)で2回蒸留、原料となる麦芽にはピートが強く炊き込まれています。
お酒買取いわのでは、幻のモルトウイスキーともいわれるロングロウの買取を行っています。
アイラ以外のモルトでスモーキーなものといえば、このロングロウで、通好みで人気が高い銘柄です。
ロングロウは、前述のとおり現在は、スプリングバンク蒸留所で造られており、種類は、ロングロウ CV、ロングロウ 10年、ロングロウ・マネージャーズチョイス等があります。
ロングロウ・マネージャーズチョイスは、スプリングバンク蒸溜所のマネージャーであるギャビン・マクラクランが日本市場向けに樽を選び、ファーストフィルのアモンティリャードシェリーカスクで14年熟成したフルボディタイプで、終売品となっています。
通から希少なロングロウとされているのが、ロングロウ 1974です。
ロンググロウ 1974も16年物や25年物などがありますが、珍しいコルクトップのものや、木箱に入ったロングロウ 1974は、希少価値が高く、市場でも人気が高くなっており、高価買取も期待できます。
お酒買取いわのでは、ロングロウなど、世界各国の洋酒の買取を行っています。ご自宅に眠ったままになっている銘酒がございましたら、是非お酒買取いわのまでご連絡ください。