スプリングバンク(SpringBank)はスコットランドのキャンベルタウンで作られるウイスキーです。全てのモルトウイスキーの中で最も塩味が強いと評され、塩辛さが特徴となっています。
かつてキャンベルタウンはウイスキーの街として栄え、最盛期には30以上もの蒸留所がひしめきあっていましたが、現在蒸留所は2つほどしかなく、その内安定的に稼働しているのがスプリングバンク蒸留所です。
スプリングバンク蒸留所では、スプリングバンクの他にピート煙臭の強いロングロウ(Longrow)、麦芽乾燥にピートを使用しないヘーゼルバーン(Hazelburn)が製造されています。
この蒸留所では3基の蒸留器を使い、スプリングバンク、ロングロウ、ヘーゼルバーン、とタイプの違う3種類のシングルモルトを製造し、その製麦からボトリングまでの全ての工程蒸留所敷地内で管理しています。
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スプリングバンクは有名なウイスキーでその種類も豊富です。
スプリングバンク10年、15年、25年といった年数の他には、ホワイトラベルやブラックラベル、本の形をした陶器ボトルのセラミックブック等、ラベルやボトルの形だけでも複数あります。
そんな中、幻の銘酒ともいわれるスプリングバンクのローカルバレー1966があります。これは1966年に蒸留、1997年に瓶詰めされたもので、5樽分(約1000本)のみの限定製造となりました。
蒸留所内でボトリングする点はスプリングバンク蒸留所の他の製品とも同じですが、加水はせずにカスクストレングスで瓶詰めされています。
地元の大麦を使用し、蒸留に使う石炭までも地元の物を使用しており、現在の入手は非常に困難で、あまり出回ることはありません。
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