今回買取りさせていただいたのはコニャックのデラマンヴェスパーです。
デラマン社という所で作られているお酒で、デラマン社とは1759年に創業したとても古く歴史のあるブレンド業者の1つです。多くの業者はぶどう畑や蒸留工場などでお酒を製造していますが、デラマン社は必ず15年以上熟成しているグラン・シャンパーニュの原酒のみを使用してとても高品質なコニャックを造っているブレンダーでフランスでは知らない人はいない程の業者です。
そんなデラマン社のこだわりは「古樽熟成」で、新樽を購入後、新樽を使って製造している業者に預け15年後に自分の手元に戻すという少し手間のかかる事をしています。
新樽を使わない理由は新樽では樽の香りが強く残ってしまいますが、15年寝かせた樽で造るお酒は樽香の少ないやわらかい味が出るのでその味わいを求めて日々追求しています。
そんなデラマン社ですが他社のブランドより熟成に対するこだわりがとても強く6年以上熟成したものしか作っていなく、通常は6年寝かせるとXOの熟成表示が出来ますがデラマンはあえて25年寝かせます。
ヴェスパーの名称の意味は「宵の明星」という意味になっていまして、ランクで言うとエクストラクラスになる程の高級なお酒になっていて、35年以上熟成した原酒を使っているのでパフューミーさとフルーティーさを併せ持った味わいになっています。
ちなみにパフューミーとは香水のような香りと言われています。
1985年のボウモアがパフューミーの香りのする代表的なお酒で、その味には癖がありますが一度その味にハマってしまうとやみつきになるそうです。
いわの美術ではお酒の買取りを行なっております。
お品物によってですが1本での買取りを行なっているものもあれば中には1本ではお買取り難しい物も御座いますがその際はまとめてのお買取りも行なっておりますのでお手元にお酒などございましたら是非一度いわの美術までお問い合わせください。