今回いわの美術では、世界的に有名なクリスタルメーカーであるバカラのエンパイアというシリーズのタンブラーをお買取り致しました。
1764年に創業されたガラス工場は、創業から52年後の1816年にクリスタルガラスの製作に成功し、後にバカラ村で作られた事からバカラという社名になりました。
初のクリスタルガラス製作に成功したという噂を聞きつけたアルクール公爵により商品の注文が入り、作られたのが現在も人気のシリーズとなっている「アルクール」です。
その後、コンコルドやタリランド、パーフェクション、パルメ、ベガ、マッセナ、ローハンなど数多くのシリーズを発売しました。
また、酒器セットやシャンデリアが作られたり、高級なお酒のボトルにも使用されるなど、様々な所で用いられています。
ピカデリー、マッセナ、アルクール
オルセー(ブルー)、アンペラトール
ベルーガ、プレステージ、マレンヌ
コンコルド、エグランチエ
ネプチューン、エンパイアなど
今回お買取りしたお品物は、バカラのエンパイアというシリーズのタンブラーグラスで、箱も付いた状態でのお買取りとなりました。
エンパイアは、バカラの代名詞でもあるアルクールに金彩が施された作品で、ナポレオン皇帝をイメージして作られました。
また、施されているデザインはアンピール模様と呼ばれ、ナポレオンが活躍していた時代に流行したデザインです。
アンピールという言葉はフランス語で帝国という意味を持ちますが、お品物も名前に負ける事なく重厚感溢れ気品漂う美しい作品に仕上がっています。
エンパイアのタンブラーは、出張でお伺いしたお酒コレクター様のお宅からお買取り致しました。
お品物も1度使用しただけという事でしたので、傷や水垢もなく箱も綺麗な状態でのお買取りとなりました。
いわの美術では、お酒以外でもグラスの買取も行っております。
飲まなくなったお酒と一緒に使っていたグラスの売却先をお探しでしたら、是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。