1774年にナイフ職人であるジョナサン・マッピンが
イギリスに工房を設立したのが始まりです。
銀製品、カトラリー、宝飾品などを主に生産しています。
1897年にビクトリア女王により「王室御用達」を授けられ、
現在でもエリザベス女王、チャールズ皇太子の御用達となっています。
完成されたフォルムが人気の一つです。
高品質のマテリアル(素材)で作られており、
一流ホテルでも好まれて使用されております。
銀食器は、欧米では昔から、
家庭にある銀食器を見ると、そのいての文化程度がわかります。
ピカピカに磨いている家庭は文化の程度が高く質のいい家である。
とされており、たびたび上流階級の象徴とされてきました。
ただ我らが日本でも銀食器が普及しているのですが、
磨いて輝きを保つように努める文化はあまり根付いていないようです。
なぜこのような貴重な貴金属である銀を
使った食器が普及した理由があります。
銀食器が普及した当時は、
家督争いなどを巡り暗殺が横行していました。
その際に砒素などが使われていたのですが、
銀食器はその砒素化合物に含まれる不純物に反応し、
変色する性質があります。
その性質を利用し暗殺を防いだのが始まりです。