ホワイト・アンド・マッカイは、
スコッチウイスキーブランドの一つです。
ボトルに描かれているのはブランドのシンボルでもある、
2頭のライオン。
1844年に
ジェイムズ・ホワイトとチャールズ・マッカイの二人により創業され、
二人の名前を取り、社名にしました。
スコットランドのグラスゴーに拠点を置き、規模を少しずつ拡大し、
大手ブランドに成長しました。
2007年にインドにあるユナイテッド・ブリュワリーズの子会社により
ホワイトアンドマッカイは買収されました。
買収後も、伝統的な製法であるダブルマリッジ製法をつづけました。
ダブルマリッジ製法とは、
本来はまず、熟成されたモルトをブレンドさせるのですが、
ダブルマリッジ製法では約35種類ものモルトをブレンドします。
そしてブレンドされたモルトを8か月以上、
ホワイトオークの樽で熟成させます。
これをファースト・マリッジと呼びます。
その後に、グレンウイスキーを加え、
再びホワイト・オーク樽へ戻した後、再度熟成させます。
これをセカンド・マリッジと呼びます。
2度のマリッジを迎えるので、
ダブル・マリッジ製法と呼びます。
この2回の熟成をすることにより、バランスが取れ、円熟された、
まろやかな味と香りができるのです。
ホワイト・アンド・マッカイは
13年、19年、22年と
他のメーカーと比べて変則的な熟成年数が表示されています。
しかしこの30年物は
ホワイト・アンド・マッカイの中では
最長の熟成期間を持ち、最上級だと言われるほどの一本です。