今回、【お酒買取いわの】がお買取りしたお品物はハウス・オブ・ピアーズ12年です。
銘柄の由来は、イギリスの上院議会の通称で、そのためボトルにもイギリスロンドンのウェストミンスター宮殿が描かれています。
バニラや、バター、シェリーものすごく甘い香りが特徴のまろやかで飲みやすいスコッチウィスキーです。
ハウス・オブ・ピアーズ12年は日本でもボトラーとして有名なダグラスレイン社がかつて販売していたスコッチウィスキーです。
ダグラスレイン社は1948年にフレッド・ダグラス・レインによってブレンデッドウィスキーを製造する会社として設立されました。
その後、創業者の息子2人によってブレンデッド用にストックしてある原酒から厳選したシングルモルトやグレーンウィスキーをリリースするボトラーとして様々なスコッチウィスキーを提供してきました。
そのダグラスレイン社は2013年に2つに分社され、兄はそのままダグラスレイン社を弟は新会社であるハンターレイン社を立ち上げ、ダグラスレイン社にあったブランドを分割しました。
ハウス・オブ・ピアーズ12年は、分割された新しい会社のブランドとなり、現在も発売されています。
今回、お買取りしたハウス・オブ・ピアーズ12年は特級表示のある、旧ボトルです。
この特級表示は日本の酒税法が改正される前のお酒に課せられていた税金を表すもので、特級表示はアルコール度数43度以上のものに付ける事が義務付けられていました。
そのため、「特級」とあっても最高級品という意味ではありませんので、買取額も銘柄によって違ってきます。
この特級表示がなくなったのは酒税法が改正されるまでの1989年までで、こちらのボトルはそれまでに流通していたボトルとなります。
外箱などはありませんでしたが、特級表示のボトルは旧ボトルとして愛飲家の間では重宝されている事の多いボトルです。
「特級」の表示があるお酒は、「特級=高い」と思っている方も多いようですが、決してそういう訳ではございません。
アルコール度数に応じて特級は43度以上、1級は40~42度、2級は39度以下となっており、輸入ウィスキーのほとんどが43度であったため、特級表示が多いのです。
そのため、お問合せ時に「特級」だから高価買取と思っている方も多いのですが、そうではありませんので、ご注意下さい。
【お酒買取いわの】では、買取に関する査定・見積など無料で行っておりますので、ご売却をお考えのお酒がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。