今回、【お酒買取いわの】がお買取したお品物は、フィンドレイターファイネスト5年です。
銘柄のフィンドレイターとは創業者アレクサンダー・フィンドレイターの姓からとられたものでもあり、その姓はスコットランド東北部バンフ地方の村の名前に由来しており、「フィン」は「白」を意味する言葉で、「フィン・デ・ラ・レテ(地の果ての白い土地)」からきているそうです。
フィンドレイター家がウィスキー造りを行うようになったのは19世紀の初頭からで、アレクサンダー・フィンドレイターがアイルランドでワインとスピリッツ類の販売を始めた事からその歴史がスタートしました。
その後、イギリスに戻りロンドンで1863年にフィンドレイター社を起業して当時のスコッチウィスキーとしては珍しいライトタイプのスコッチウィスキーを発売しました。
フィンドレイターはやや濃いブラウン色をしておりますが、その味わいは色から受ける印象とはちがってマイルドで、フルーティな飲みやすいスコッチウィスキーとして評価されています。
使用されている原酒はモルトもグレーンも5年以上熟成させたものしか使用しておらず、今回お買取したフィンドレイターファイネスト5年はフィンドレイターの中では一番熟成年数が少ないお酒となっております。
ちなみに主要モルトはタムナヴーリン、トミントール、タリバーディンなどで、愛飲家の間では密かに人気を集めています。
お買取したフィンドレイターは全部で3本でしたが、全てに特級表示がありました。
これは従価税時代に輸入されていたお酒という証で、当時の酒税は従量課税と従価税の二本立てで、決められた価格を超えると超えた価格に対し課税を強化する従価税が課されていました。
そのため、売値がとんでもなく高く、高価なものとして扱われてきました。
この従価税は1989年に廃止され、現在では当時と比べると安価になり、入手しやすくなった事で中古市場でも思ったほど高くならないのが現状ですが、中には使われている原酒が違うため、特級表示のお酒が高値で取引されている事もございますので、ご売却をお考えのお酒の価値に関わらず、まずは【お酒買取いわの】までご相談下さい。