今回、【お酒買取いわの】がお買取したお品物はシャトー・オー・ブリオンで、ヴィンテージ表記が1982でした。
シャトー・オー・ブリオンは1855年に行われたボルドー・メドック地区の格付けでメドック地区以外のグラーヴ地区ペサック・レオニャン村にあるシャトーとして、メドック地区トップの格付けを得た事で知られています。
今日まで様々な所有者の手に渡っている事から長い歴史の中で様々なスタイルの変化がありました。
1950年代から1960年代はじめにかけては素晴らしくリッチで、土っぽく、甘口のワインとして広まり、1966年から1974年の間にはより軽く、やせた、おおらかで単純なスタイルのワインを生み出しています。
1975年以降は本来の土っぽい豊かさと凝縮感を取り戻し、ボルドーの5大シャトーの中でも香り豊かなワインとして知られるようになりました。
そんなシャトー・オー・ブリオンの1982を今回お買取しましたが、シャトー・オー・ブリオン1982はワイン評論家であるロバート・パーカーから94点を獲得しており、21世紀の最初の20年間を通して美味しく飲む事ができると評価しています。
多少エチケットが汚れていましたが、シャトー・オー・ブリオン1982は中古市場でも高値で取引されている事が多く、今回は高価買取となりました。
シャトー・オー・ブリオンは、シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・マルゴー、シャトー・ラトゥール、シャトー・ムートン・ロートシルトと合わせてボルドーの5大シャトーと呼ばれています。
そのため、高価買取が期待できるのですが、ヴィンテージによって評価が違っているため、全てのシャトー・オー・ブリオンが高価買取となるわけではありません。
1989年はボルドー全体で最良の年と言われているため、シャトー・オー・ブリオン1989は中古市場でも10万円以上の値が付けられているものも存在します。
保存状態やボトルやエチケットの綺麗さなどが買取額に影響してきますので、お問合せの際はヴィンテージや保管方法などをお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。