こちらのお写真は、先日お買取させていただきました「王のワイン」とも呼ばれたChateau Lafite Rothschild(シャトー・ラフィット・ロートシルト)1981です。
ワイン好きなら、間違いなく憧れる造り手が、今回お買取したシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
シャトー・ラフィット・ロートシルトは、フランス メドック地区にある第1級格付けワインの中でも筆頭に挙げられる高級ワインで、その葡萄を育む土壌はメドック地区でも最上とされ、世界中の沢山のファンから指示され続けている有名シャトーです。
「ラフィット」はもともと、17世紀ごろからワインを生産していた「ラフィット村」に由来します。ルイ15世の時代のかのポンパドゥール夫人がロマネ・コンティの畑を競り負けたことがきっかけとなり、このラフィットのワインを知ることとなりました。
ベルサイユ宮殿で毎晩このラフィットのボルドーワインを飲むうちに脚光を浴びることとなり、ラフィットがフランス王侯貴族に愛された「王のワイン」と呼ばれるようになったという逸話が残っています。その後、フランス革命を経て、アメリカのRothschild家に買われ、現在に至ります。
今回お買取したシャトー・ラフィット・ロートシルトは1981年ものですが、この年のフランス・ボルドー地方のワインの出来は、非常に出来の良かった1982年に隠れるように影が薄いですが、実際には良好なヴィンテージといわれており、辛口批評家のロバート・パーカーもこの年のシャトー・ラフィット・ロートシルトを91点と評しています。
買取査定の際は、ワインボトルのネックラベルなどに汚れなどがみられましたが、液面低下も少なく、比較的良好な状態で高価買取させていただきました。
今回買取のシャトー・ラフィット・ロートシルトを構成する葡萄の種類は「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロー」「カベルネ・フラン」「プティ・ヴェルド」の4種類ですが、配合はその年の葡萄の出来栄えによって変わります。
そのうち15,000~25,000ケースが一級の「シャトー・ラフィット・ロートシルト」として出荷され、一級レベルに達しなかったワインはセカンドラベルの「カリュアド・ド・ラフィット」として出荷されます。
【お酒買取いわの】では、シャトー・ラフィット・ロートシルトだけでなく、カリュアド・ド・ラフィットの買取もしています。