ファランディについて
ファランディはフランスのコニャック市で造られているブランデーで、コニャック市にはシャンパーニュ地方と似た地層の石灰岩層を持つ6つの地区があり、これらはグランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュ、ボルドリー、ファン・ボア、ボン・ボア、ボア・オルディネールと順番にランク付けされています。
ファランディは良質なブドウが採れる地区グランド・シャンパーニュの原酒のみを使用して造られているコニャックで、このグランド・シャンパーニュの畑は面積が狭く、収穫できるブドウの数も少ないため、コニャックの原料を十分に確保する事が難しく、他のコニャックメーカーも原酒として使用しているためファランディは現在造られておらず、幻のコニャックとなっています。
ファランディのボトル
ファランディではその希少性の高さからボトルにもこだわりを見せており、最もその存在が有名なのが熟成年数の長いファランディ・エクストラ・オールド(ファランディXO)で、注ぎ口は封蝋されており、フランスの国旗と同じデザインのリボンをボトルのネックに掛けられ、そのボトルにはクラッキング模様を入れ、ガラスのパイプにベルベットの巾着など豪華な付属品と、特別感・高級感を演出するために化粧箱には鍵が付いています。
ここまで豪華仕様のファランディ・エクストラ・オールドですが、ボトルに使われているのはバカラやドームと言った有名クリスタルガラスブランドが手掛けたものではないのが、レミーマルタンやカミュなどの有名なコニャックメーカーとの違いです。
この他にも奇抜な曲線だらけのボトルなど、手間のかかる事をしているのがファランディの他とは違うこだわりです。