ミュコーについて
ミュコーは1862年にプティット・シャンパーニュ地区に創業したコニャックメーカーですが、創業までに様々な人の手を借りて事業をスタートさせています。
ミュコーが創業する前に創業者の一人であるオーガスタ・クリストフがガスタベ・ミュコーと共に、シーザー・アレキサンダー2世の命によってシャラント地方の酒をロシア宮廷のために調達するという仕事をしていました。
この事がミュコーという屋号の由来ですが、第一次世界大戦によってフランス政府に没収され、そのブランド名だけが残り、現在はCCG(コンパニー・コメルシァル・ド・ギュイエンヌ)社の子会社としてコニャック造りが続けられています。
多くのコニャックメーカーがブランドイメージによる付加価値を守る事に一生懸命なのに対して、ミュコーは味わいの上でコニャック本来に備わっているべき品質の追求に努めています。
ミュコーの種類
ミュコーはブラックパンサーのデザインが印象的なボトルを使用しています。
熟成年数によって、ブラックパンサー、VSOPスペリオール、ナポレオン、XOというラインナップがあり、これらはコニャックの熟成年数によって分けられており、ボトルのカラーとボトルデザインのブラックパンサーも色分けがされています。
そんなミュコーの中でもブラックパンサーのデザインを用いていないボトルが存在しており、それがミュコー・ラリッシームです。
ミュコー・ラリッシームのラベルには手書きでボトルに詰めた際のナンバリングが記入されており、通常のラインナップのミュコーとは別物として扱われています。