ポール・ジローについて
ポール・ジローはフランスコニャック地方のグランシャンパーニュ地区にあるブードビル村で生産されているコニャックです。
コニャックとはフランスのコニャック地方で造られているブランデーの事です。
ブランデーを造るほとんどのメーカーがカラメルを添加して色を出している事が多いのですが、ポール・ジローではカラメルは添加されていません。
また、コニャックの原料である葡萄を手摘みするところから蒸留、ボトリングをするまでの全てに携わっている最後の生産者と言われており、特に蒸留は冬の季節に2、3日かけてタイミングをみながら行っています。
周りから見れば手間と時間をかけているように感じるかもしれませんが、ポール・ジロー自身は「私がしていることは特別なことじゃない。代々続いてきたことをやっているだけさ」と話しており、常にコニャックと向き合う事、自然に従って決して無理はさせない事を一番大切にしています。
このように伝統的な製法を守り続けているポール・ジローは年間に生産できる数が限られており、知る人ぞ知るコニャックなのです。
ポール・ジローのラインナップ
ジロー家はこの地で代々農業を営んできた一族で、ブドウの栽培の歴史は1650年からで、蒸留の歴史は1970年代から本格的に始まりました。
今日までに生み出されたのは「トラディション」「15年」「25年」「35年」などがあります。
また、コニャック用のブドウの収穫が終わった後に家族や友人、子供たちが楽しむために特別に造っていたグレープジュースがあり、これは年に一度だけ「スパークリンググレープジュース」として出荷されています。
このスパークリンググレープジュースはコニャックで使われる原料のブドウを少しだけ用いて造られているため、毎年味わいが違います。
賞味期限が製造してから2年間という制限がある事もポール・ジローのこだわりでもあり、最高の状態で飲んで欲しいというポール・ルジローの気持ちも込められています。