ダンピエールについて
ダンピエールは700年以上の歴史を持つコニャック地方を中心とする伯爵家で、代々シャンパーニュ地方の名家との繋がりを持っていました。
現在の当主であるオードワン・ド・ダンピエールの曽祖父がマリー・ボワソと結婚した事をきっかけにシャンパン造りに着手するようになり、基礎を築き上げたと言われています。
1880年にシャンパーニュ・メゾンを立ち上げ、名家と交流を続けてきたダンピエールでは、伝統を守りながら品質を追求する姿勢を忘れずに、グラン・クリュとプルミエ・クリュのブドウのみを使用したシャンパンを造り続けています。
そのため、フランスではエリゼ宮やマティニョンのワインセラーはもちろん、スペイン王宮やフランス大使館や領事館でも特別なゲストを招いた正式な晩餐会において提供されるオフィシャルシャンパンとして認識されています。
また、ダンピエールが所有する城の敷地内にはブドウ畑と蒸留所があり、限られたスペースでの生産となっています。
なお、ダンピエールの最高峰のヴィンテージには現在では失われてしまったと言われる針金によって十字に栓を止める技法フィスラージュが職人の手作業によって行われています。
ダンピエールのコニャック
ダンピエールといえばシャンパンですが、実は世界限定300本という少ない生産量のコニャックを造った事があります。
ダンピエールのコニャックは40年間熟成されたものを使用し、コニャックが出来上がった事を記念してフランスを代表するラグジュアリークリスタルブランドのバカラがデキャンタを贈った事でも知られ、そのデキャンタはエレガントな化粧箱に詰められリリースされました。
コレクション性はもちろん、多くのコニャック愛飲家たちが一度は飲んでみたいと注目されており、ダンピエールのコニャックは心地よい香りとスムーズな口当たりが楽しめると言われています。