ドン・ペリニヨンの歴史
ドン・ペリニヨンはモエ・エ・シャンドン社が、シャンパンを発明した修道士ドン・ピエール・ペリニヨンが一生を捧げたオーヴィレール修道院とブドウ畑を所有した事から、その歴史が始まりました。
その後、モエ・エ・シャンドン社は商標権を取得し、1921年にヴィンテージを、1936年にドン・ペリニヨンとして世に出しました。
現在ではドン・ペリニヨンはモエ・エ・シャンドン社の代表的なシャンパンとして最高品質のブランドイメージを確立し、不動の人気を得ています。
ドン・ペリニヨンの実績
ドン・ペリニヨンは数あるシャンパンの中でも最高級シャンパンの代名詞とされるほど有名なシャンパンとして知られています。
中でも映画「007」の主人公であるジェームズ・ボンドの大好物の一つとされており、作品にも度々登場しています。
近年では2004年のシャンパーニュ地方は良作とされており、ワインアドヴォケイト誌のヴィンテージ評価で90点という最高得点を獲得しており、ドン・ペリニヨン自身も歴史に刻み込まれるべきヴィンテージとなったと語るほどの出来でした。
ドン・ペリニヨンの種類
ドン・ペリニヨンにはいくつか種類があります。
ヴィンテージ(通称・ドンペリ白)は、一般的なドン・ペリニヨンとして知られ、7年ほどの熟成期間を経たものです。
エノテーク(通称・ドンペリ黒)は、15年という通常のドン・ペリニヨンよりも長い熟成期間を設け、成熟の段階を迎えたものが出荷されています。
ロゼ(通称・ピンドン)は、熟成期間を8~10年とした黒ブドウの果皮の色を残したようなピンク色をした液体が特徴です。
レゼルブ・ドゥ・ラ・ベイ(通称・ドンペリゴールド)は、十分に価値のあるドン・ペリニヨンを20年間熟成させた貴重なドン・ペリニヨンです。
そして、エノテーク(ドンペリプラチナ)は1976年以前に作られた希少なドン・ペリニヨンで、なかなか入手できない一品です。