ブラントンについて
ブラントンはアメリカ合衆国のケンタッキー州フランクフォートで生産されるバーボンウイスキーで、アメリカ最古の蒸留所と言われるバッファロートレース蒸留所で造られるシングルバレルウイスキーです。
ブラントンが生み出されるケンタッキー州はウイスキー造りに適した名水に恵まれており、アパラチア山脈に降った雨水がライムストーン層で濾過され質の良いスプリングウォーターとなり、このケンタッキー州の太陽と空気をいっぱいに取り込んだスプリングウォーターがブラントンの仕込み水として使用されています。
ブラントンはこの仕込み水であるスプリングウォーターの温度にも気を使っており、夏は温度が上がりすぎて発酵が不安定になってしまうため秋から冬にかけて仕込まれます。
ボトリングはマイナス1℃まで冷却された原酒を16枚もの特殊なフィルターで濾過し、蔵出しの日付、樽ナンバー、ボトルナンバー、アルコール度数などが一つ一つ手書きでラベルに記入されるなど作り手のこだわりを感じる事ができます。
またブラントンのボトルキャップにはダービー馬と騎手のオブジェがついており、ボトルキャップは全部で8種類あります。
このボトルキャップをBLANTONSと順番に並べるとスタートからゴールまで一枚の連続写真のようになっており、一番人気は騎手がガッツポーズをしているボトルキャップでケンタッキーダービーを連想させるような遊び心も含まれています。
ブラントンの歴史
バッファロートレース蒸留所は1857年に設立され、長い歴史の中で幾度も名称を変え、1999年にエンシェントエイジ蒸留所からバッファロートレース蒸留所となりました。
禁酒法時代も医療目的として蒸留を許可された4ヶ所の蒸留所の一つであり、現在も存続している唯一の蒸留所です。
長い歴史と伝統をもつバッファロートレース蒸留所で造られるブラントンは、1984年にケンタッキー州の州都であるフランクフォートの市制200年を記念して誕生しました。
ブラントンの名前は、エンシェントエイジ社に40年間勤務しディーン・オブ・ケンタッキー(ケンタッキーの長老)と呼ばれたバーボン造りの名人であるアルバート・ブラントン大佐の名前が由来となっており、ブラントン大佐の愛弟子であるエルマー・T・リーによってブラントンは世に出されました。
そしてその素晴らしい技術は若きマスター・ディスティラーであるハーレン・ウィートリーに引き継がれています。