ファイティング・コックについて
ファイティング・コックは、アメリカンウイスキーの1つであるバーボンで、バーボン全体の7、8割に及ぶ原酒を生産しているバーボン最大手であるヘブンヒル社のブランドの1つです。
バーボンは、アメリカ生まれのウイスキーの名称で、アメリカの偉大な発明品だといわれています。
また、アメリカンウイスキーは、スコッチウイスキー、ジャパニーズウイスキー、アイリッシュウイスキー、カナディアンウイスキーなどと並び、世界5大ウイスキーの1つとして数えられています。
ちなみに、アメリカンウイスキーの中でもバーボンやストレートバーボンと名乗るには、トウモロコシを51%以上使用し、2年以上の熟成と水以外を用いずアルコール度数40%以上でボトリングするなどの条件が設けられており、これらの条件をクリアしているファイティング・コックは立派なバーボンであるといえます。
ファイティング・コックの特徴
男らしさをイメージするバーボンとして知られているファイティング・コックのラベルには、銘柄名のファイティング・コックの由来となった闘鶏が描かれています。
闘鶏は、アメリカなどではチキンファイトと呼ばれており、鶏の足に小型ナイフを取り付け1対1で戦わせるそうです。
そのため、闘鶏を見た男性たちが奮い立つイメージに負けないように、ファイティング・コックのアルコール度数は51.5%と高めになっています。
また、熟成年数や配合比率などによる違いはありますが、印象的なラベルの期待を裏切ることなく、刺激的で力強いキックを感じられる味わいや、重厚で深みのあり昔ながらのしっかりとしたヘビーな味であるなど評価されています。
このような特徴的な力強いキックを生み出すために、ファイティング・コックは、ライ麦を原料の1つに採用している通常のバーボンとは違い、ライ麦の代わりに小麦が使用されている原酒を選択しています。