グレンドロナック

グレンドロナックについて

グレンドロナックはスコットランドのハントリー郊外に位置するグレンドロナック蒸留所で造られるスコッチウイスキーで、グレンドロナック蒸留所は1826年に地主のジェームズ・アラデスが創業しました。
グレンドロナック蒸留所はハイランドとスペイサイドの境界線上に位置しているため、以前はスペイサイドモルトに分類されていましたが現在はハイランドモルトに分類されています。
グレンドロナックの名前は小さな清流の「グレンドロナック」が由来となっていてゲール語で「黒イチゴの谷」を意味しており、またグレンドロナックの仕込み水は蒸留所の東にある泉と、敷地内の井戸から汲み上げるナチュラル・ミネラルウォーターを使用しています。
グレンドロナック蒸留所は伝統のウイスキー製法を重んじており、1996年までフロアモルティング(麦芽精製)を行い、石炭の直火焚きを最後まで行っていた蒸留所としても知られています。
グレンドロナックはハイランドの伝統を感じることができ、優しい味わいとさわやかな風味が特徴で、以前はティーチャーズやバランタインのブレンドに利用されることが多かったのですが、2008年にベンリアック・ディスティラリー社にオーナーが変わると製品構成が強化されシングルモルトウイスキーの種類が豊富になりました。

グレンドロナックの種類

グレンドロナックには、グレンドロナック12年、14年、15年、18年、21年、カスクストレングスなどがあり、ベンリアック・ディスティラリー社がオーナーになってからは限定品のリリースも増えるなどウイスキーファンの間で注目されています。
また日本酒に近いフルーティーさも特徴として感じることができ、日本人に親しみやすいスコッチウイスキーとして人気が高まっています。