ヘヴンヒル

ヘヴンヒルについて

ヘヴンヒルはアメリカ合衆国原産のバーボンウイスキーで、ケンタッキー州ネルソン郡にあるバーボンの首都として有名なバーズタウンに本拠地を置くヘヴンヒル社の看板製品です。
ヘヴンヒル社は、世界第2位のバーボンメーカーで、アメリカ最大のマンモス蒸留所とも呼ばれるヘヴンヒル蒸留所を所有し、ヘヴンヒルやエヴァンウィリアムス、エライジャクレイグといった自社製品を生産する他に、ファイティング・コックやノアーズミルといったバーボンの銘柄の原酒も生産しています。
ヘヴンヒルは、チャコールフィルター(炭の濾過)を施しており、滑らかな味わいとさっぱりとした口当たりながら、モルトの香味が強いのが特徴となっています。
値段も安く、スタンダードタイプとして毎日気軽に飲むことができるバーボンと親しまれています。

ヘヴンヒルの歴史

ヘヴンヒル蒸留所は、禁酒法が解禁後の1934年にシャピラ家によって設立されたアメリカ最大規模の家族経営のスピリッツ製造会社です。
1996年にヘヴンヒル蒸留所は落雷による大火災で生産中止に追い込まれましたが、1999年にルイヴィル地区にあったバーンハイム蒸留所を買収して生産を再開しました。
ケンタッキー州の蒸留所の中で、最も多くの銘柄を生産するヘヴンヒル蒸留所ですが、最初から大規模な蒸留所だったのではなく、小さい蒸留所を吸収、合併していくうちに大きくなっていきました。
現在ケンタッキー州にあるバーボンの蒸留所では、観光客の受け入れにも積極的で、蒸留所を巡るプログラムのバーボン・トレイルやバーボンフェスティバルが開催されています。
ヘヴンヒル蒸留所のバーボン・ヘリテージセンターは、新しく近代的な建物で紹介展示やギフトショップや試飲室、また禁酒法時代の密造などの歴史的資料が豊富にあり、人気の観光スポットとなっています。