レダイグについて
レダイグはハイランドの周囲に点在する島々のうちの一つであるマル島で生産されるスコッチウイスキーで、トバモリー蒸留所で造られるシングルモルトウイスキーです。
トバモリー蒸留所はマル島の玄関口で、トバモリー村の港に面して建てられたマル島唯一の蒸留所であり、レダイグとはゲール語で「安全な港」を意味しています。
レダイグは麦芽にピートをしっかり炊き込んでおり、ピーティーで個性的な味わいが特徴です。
またレダイグはアルコール度数が高いことでも知られており、スモーキーとオイリーな味わいの中にもバニラやクリームのような繊細な香りも楽しむことができると言われています。
レダイグの歴史
トバモリー蒸留所は1798年にビール醸造所として建てられましたが、その後間もなく蒸留所に変更され、スコットランドで最も古い蒸留所の一つとして知られています。
しかしトバモリー蒸留所は、蒸留所や倉庫がチーズの保管庫として利用されたことがあるなど、長い歴史の中で休業と再開を繰り返しました。
1970年代頃には売却されレダイグ蒸留所として再開し、また1980年代には再びトバモリー蒸留所になり、今はトバモリーとレダイグの両方のブランド名のウイスキーを製造しています。
現在トバモリー蒸留所ではその年のニーズに合わせて、スモーキーさを抑えたトバモリーとピーティーでオイリーなレダイグを造り分けしており、世界のウイスキーファンを魅了しています。