オー・ボン・クリマについて
オー・ボン・クリマは1982年にサンタ・バーバラに設立されたワイナリーで造られているカリフォルニアワインです。
フランスのブルゴーニュに引けをとらない上質なワインを生み出す事で注目されており、ワイナリーの名称はフランス語で、「よく露出しているブドウ園」と言う意味を持っています。
また、「Au Bon Climat」の頭文字をとって「ABC」と呼ばれる事もあります。
そんなオー・ボン・クリマは、ブルゴーニュの神様と言われるアンリ・ジャイエの元で修行したカリフォルニアワインを代表するピノ・ノワールの生産者として知られるジム・クレンデネンが所有しており、「食事を通して楽しめる飲み飽きないワインを造ること」をコンセプトにワイン造りを行っています。
ジム・クレンデネンは、1976年にカリフォルニア州立大学サンタ・バーバラ校の法学部を卒業しており、最初はワイン造りとは無縁の世界にいました。
卒業してからフランスのブルゴーニュとシャンパーニュの両方に滞在した際、法律の道に進む事よりワインの仕事に興味を抱き、1978年から3年間、サンタ・バーバラのザカ・メサ・ワイナリーでアシスタントのワインメーカーとして多くのことを学びました。
そして、アンリ・ジャイエのワイン造りに大きく影響され、繊細にテロワールを表現したワインを造るためにシャルドネやピノ・ノワールの栽培に適しているサンタ・バーバラにある、カリフォルニア屈指のブドウ畑ビエン・ナシード・ヴィンヤードの中にワイナリーを設立したのです。
オー・ボン・クリマの名声
オー・ボン・クリマはワイナリーとしての歴史は浅いのですが、1989年、1990年にはワイン評論家として有名なロバート・パーカーから「ベスト・ワイナリー・オブ・ザ・ワールド」に選出され、1992年にはロサンゼルス・タイムスの「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれています。