ボンヌマール・グラン・クリュについて
ボンヌマール・グラン・クリュはモレ・サン・ドニ村とシャンボール・ミュジニー村にまたがるグラン・クリュ(特級畑)で、わずか15haほどしかありません。
モレ・サン・ドニ村とシャンボール・ミュジニー村があるコート・ド・ニュイは「世界で最も偉大な」赤ワインの産地として知られ、「ロマネ・コンティ」をはじめ、「クロ・ヴォージョ」なども知られている産地です。
ボンヌマール・グラン・クリュは、ヒュー・ジョンソンのワイン評価本によると「極めて頑強で寿命の長いワインは、シャンベルタンとも対等に勝負しうる」と称賛されています。
ボンヌマール・グラン・クリュの生産者
AOC認定のブルゴーニュのワインはボルドーのワインと違って、同じ銘柄を複数の生産者が造っているという特徴があり、その銘柄名も産地名を名乗ります。
ボンヌマール・グラン・クリュもAOC認定を受けているため、複数の生産者が存在します。
その中でもモワンヌ・ユドロはボンヌマール・グラン・クリュを代表するシャンボール・ミュジニー村に本拠地を構える由緒あるドメーヌとして知られています。
しかし、跡取りがいなかったため、2009年に所有していた畑の全てを売却しており、モワンヌ・ユドロのボンヌマール・グラン・クリュは伝説のワインとなってしまいました。