ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノはイタリア・トスカーナのワインで、年間33万ケースが出荷されています。
DOCG(デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータの略称)の保証付統制原産地呼称の指定を受けた最初のイタリアワインとして、世界トップクラスの品質を持っており、北イタリアピエモンテ州のバローロとバルバレスコと並んでイタリアの3大ワインと呼ばれています。
そのため、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、サンジョヴェーゼというブドウを100%使ったワインを最低2年はオーク材の樽で熟成させなければならないという決まりが定められています。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、トスカーナの非常に貧しい農村で暮らす一家が6代にわたって研究と継承を行ってきた事で生み出され、地元消費用ワインとして認識されていました。
その品質の高さが法律的に認められ、その一家は現在、「イタリアのロマネ・コンティ」「フローレンスシエナのラトゥール」と言われ、造られるワインは大統領府晩餐会指定ワインとなっているなど、その経緯からブルネッロ・ディ・モンタルチーノは伝説的なワインと呼ばれています。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産者
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産者は1960年代では11ヶ所と少なかったのですが、現在では200以上の生産者が日々、ワイン造りに励んでいます。
ビオンディ・サンティやポッジョ・ディ・ソットなどの有名なワイナリーをはじめ、7haほどの小さな畑で世界的に注目される造り手や、有機栽培を行う造り手、畑に音楽を流してブドウを育てる造り手など、多種多様な生産者の姿を見る事ができます。
その中でもチェルバイオーナのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは非常に入手困難とされており、中古市場でも価格が高騰しています。