シャルム・シャンベルタンについて
シャルム・シャンベルタンはジュヴレ・シャンベルタン村で一番広い面積を持つグラン・クリュ(特級畑)で、石灰質の土壌で栽培されたブドウで造られるワインは、芳醇なアロマがあり、長期熟成にも耐えられる、きれいにまとまった赤ワインを生み出しています。
その畑の位置は、ジュヴレ・シャンベルタン村の南にあり、モレ・サン・ドニ村寄りの場所にあります。
ちなみにマゾワイエール・シャンベルタンという隣り合った畑がありますが、マゾワイエール・シャンベルタンでできたワインはシャルム・シャンベルタンを名乗る事が許されており、シャルム・シャンベルタンとマゾワイエール・シャンベルタンの両方を合わせた畑の面積は30.83haほどあります。
しかし、シャルム・シャンベルタンで造られたワインはマゾワイエール・シャンベルタンを名乗る事はできない決まりとなっています。
シャルム・シャンベルタンの名前の由来はぶどうの切株を意味する「Chaume(ショーム)」からきており、一時期この畑が放棄されていた事も大きく関係しているようです。
シャルム・シャンベルタンの生産者
シャルム・シャンベルタンにはデュジャック、ルイ・ジャド、メゾン・ルロワ、ぺロミノ、クロード・デュガ、ジョセフロティなど複数の生産者が存在しています。
畑の個性よりも生産者の特徴で味わいが大きく左右される事や、低地のグラン・クリュである事から全体的に不安定さが目立っているワインでもあります。
そのため、当たり・はずれがあるとよく言われていますが、これは生産者が違う事が主な原因で、地元のワインショップへ行けば良いシャルム・シャンベルタンを丁寧に教えてくれます。