シャトー・ブラーヌ・カントナックについて
シャトー・ブラーヌ・カントナックはメドック格付け2級のワインで、カントナック村とスーサン村に広がる畑の面積は90haにもおよび、メドックの中でも最大級の広さを持っています。
その畑を所有しているのが、ボルドーの名門リュルトン家で、シャトー・ブラーヌ・カントナックという名称は、19世紀の所有者であったエクトール・ド・ブラーヌ男爵の名が由来となっています。
かつては期待外れのシャトーとまで言われていたシャトー・ブラーヌ・カントナックですが、1990年代後半からその名声を取戻し、メドック2級格付けにふさわしい品質を取戻し、造られてから10~20年で飲み頃を迎える一方、若いうちから気軽に楽しめるワインとして人気を博しています。
また、セカンドワインであるバロン・ド・ブラーヌも年間生産量16万本という、広大な畑を持つシャトー・ブラーヌ・カントナックならではの数字を叩きだしています。
シャトー・ブラーヌ・カントナックの歴史
シャトー・ブラーヌ・カントナックは18世紀にゴルス家によって創立され、当初は「ゴルス」のいう名称のシャトーでした。
1833年にエクトール・ド・ブラーヌ男爵が購入した事でシャトー・ブラーヌ・カントナックとなり、1855年にメドック格付け2級となりました。
その後、現在の所有者であるリュルトン家の手に渡り、現在はアンリ・リュルトンがシャトー・ブラーヌ・カントナックを引っ張っています。