シャトー・クリネについて
シャトー・クリネはポムロール最上のテロワールを持つ、シャトー・ラフルール、シャトー・ペトリュスのほど近くに位置するシャトー・クリネが生み出しているワインです。
シャトー・クリネがある場所は、AOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)ポムロールとして、ポムロール村と南西に接するリブルヌ村の760haの畑が指定されている区域です。
シャトー・クリネは1990年代以降、品質が目覚ましく向上し、高い評価を得るようになり、1989年ヴィンテージはワイン・アドヴォケイト誌にて100点を獲得する快挙を成し遂げ、ワイン評論家ロバート・パーカーによる評価では、1989年と2009年でも100点を獲得しています。
そんなシャトー・クリネの品質向上に貢献した人物の一人は、1986年にシャトーの管理を引き継いだジャン・ミシェル・アルコートで、彼は4年も経たないうちにシャトー・クリネをポムロール地区のトップ・シャトーにまで成長させました。
更に1999年にシャトーの所有権がラボルド家の手に渡ると更なる品質向上を目指し、可能な限り手作業でブドウを育て、選果のレベルに磨きをかけ、ポムロールを代表する生産者となりました。
また、シャトー・クリネにはセカンドワインとして、フルール・ド・クリネが年間500~1000ケースほど造られており、ソフトな口あたりが特徴的で、瓶詰め直後から楽しめるとしてポムロールの入門ワインとして最適と評価されています。
シャトー・クリネの畑について
シャトー・クリネでは現在約9haの畑を所有しており、「ル・グラン・ヴィーニュ」「ル・アルジル」「ル・プラトー」という、ポムローム村に暮らす者なら誰もが羨む最良の区画から素晴らしいブドウを生み出しています。
土壌は粘土混じりの砂利で、75%がメルロー、15%がカベルネ・ソーヴィニヨン、10%がカベルネ・フランとなっています。
これらは全て手摘みで収穫されており、1987年から清澄、濾過なしで瓶詰めされています。