シャトー・オザンナについて
シャトー・オザンナはフランスのボルドー地方ポムロール地区で造られているワインです。
有名なシャトー・ペトリュスの所有者であるジャン・ピエール・ムエックス社が手がけるワインで、年間生産量が1500ケースと少ないとても希少なワインとして知られています。
1998年まではシャトー・セルタン・ジローとして運営されていたため、ワインの名称もシャトー・セルタン・ジローでした。
シャトー・セルタン・ジローという名称の頃は品質にバラつきがあると言われていましたが、所有者がジャン・ピエール・ムエックス社となった1999年からシャトー・オザンナと改名し、衝撃的な進化を遂げ、ワイン業界を揺るがすほどのワインを生み出し、一気にトップ・シャトーの仲間入りを果たしました。
ちなみに「オザンナ」はヘブライ語で「祈り」を意味する言葉で、シャトー・オザンナの名称の由来となっています。
シャトー・オザンナの畑
シャトー・オザンナはポムロールの丘の上の立地の良い場所にシャトーを構えています。
その畑にはメルロ71%、カベルネ・フラン29%の比率でブドウの樹が植えられており、その樹齢は35~40年となっています。
土質は砂、砂利、粘土が適度に混じっており、ブドウを育てるには最適の環境となっています。
シャトー・オザンナとなる前のシャトー・セルタン・ジロー時代、この畑ではほとんど選別せずにブドウが収穫されていたため、品質の高いワインを造るためには不向きな状況下でした。
シャトー・オザンナとなってからは、ブドウの収穫の際は選別を行い、良いブドウだけを使用した事により、品質の高いワインを生み出す事に成功しました。