シャトー・ラトゥール・ア・ポムロールについて
シャトー・ラトゥール・ア・ポムロールは、ポムロールの名門シャトーが造るワインです。
18世紀にシャンボー家の所有だった土地は、唯一の相続人であった娘がルイ・ガリテイと結婚した事により、オーナーはルイ・ガリテイとなり、彼が亡くなると土地は3つに分割されてしまいました。
その後、エドモン・ルーバの手に土地の一部が渡り、オー・コルトン・ギロを手に入れた事は、現在のシャトー・ラトゥール・ア・ポムロールの前身となりました。
そのため畑は2つの区画からなっており、1つ目はポムロールの教会の側にあり、深い砂利質の土壌で、2つ目の小さな方の区画はより西方の国道89号線付近にあり、1つ目の区画より砂が多くて軽い土壌となっています。
現在はシャトー・ペトリュスのオーナーであるジャン・ピエール・ムエックス社によって運営されています。
シャトー・ラトゥール・ア・ポムロールのワイン
シャトー・ラトゥール・ア・ポムロールのワインは華麗な黒い色合いをしたワインと評される事が多く、ポムロールのスタイルをよく体現しています。
歴史的にもヴィンテージによってはアペラシオンの中でも最も偉大なワインの1つに入っています。
そして、何よりも高い人気を誇っているのは、有名なシャトー・ペトリュスやシャトー・トロタノワなどの価格よりも安価でありながらも高い品質を持っている事ですが、残念ながら年間の生産量は少なく、入手も難しいワインとなっています。