シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリについて
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリは、メドック格付け第3級のワインで、24haある畑の一部はシャトー・マルゴーに隣接しています。
1960年~1980年代までは期待外れと言われてきたシャトー・マレスコ・サン・テグジュペリのワインですが、1990年以降、豊かさと凝縮感を強く感じる事ができるようになり、メドック格付け第3級にふさわしいレベルに達しました。
セカンドワインであるシャトー・ラ・ダーム・ド・マレスコも年間生産量6万本を誇り、以前はシャトー・ロヤックの名でリリースされていました。
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリの歴史
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリは、17世紀末にルイ14世の法務長官であり、ボルドー議会の公証人であるシモン・マレスコが買取った事をきっかけに1世紀以上に渡って畑の面積を増やしていきました。
1827年にサン・テグジュペリ伯爵の手に渡り、自己の名を冠して、シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリと名乗るようになりました。
実はこのサン・テグジュペリ伯爵のひ孫は、「星の王子様」「夜間飛行」で有名な作家アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリです。
その後、様々な人の手に渡ったシャトー・マレスコ・サン・テグジュペリは、所有者が定まらない事からブドウ畑は荒れていき、名声も落としていきました。
こうして現在のオーナーであるズジェール家の手に渡るとその名声を取戻し、リュット・レゾネ農法を採用したワイン造りを行うようになりました。